ネイティブの英語力って?
アメリカ人の英語力ってどれくらい? この記事は植田一三先生の本を参考にしました。
アメリカ人の英語力って、いったいどれくらいなのでしょう。
まず大きく4つのレベルに分けることができます。レベル1からレベル4
●レベル1
運用語彙
2000~3000語
ライティング
簡単な書置きができる
リーディング
読めるものが少ないのでほとんど読まない
リスニング
ホームドラマのような簡単なテレビ番組ならわかる
●レベル2
運用語彙
5000~7000
ライティング
ビジネスレターなどの手紙が書ける
リーディング
『Reader's Digest』レベルの文献が読める
リスニング
難しい論評や学術的なもの以外はわかる
●レベル3
運用語彙
10000~13000
ライティング
大学などのレポートやペーパーが書ける
リーディング
『TIME』が読める
リスニング
大体どんなものでもわかる
●レベル4
運用語彙
20000語以上
ライティング
洋書が書ける
リーディング
『TIME』は楽に速く深く読める
国民全体のうちレベル1は5パーセント
2は45%
3は25%
1は移民の人たちによくみられるレベル
2は高卒の平均
3は大卒の平均
4は学者、弁護士、、作家、ジャーナリストなどインテリの平均
日本人の場合受信力の一つであるリーディングはかなりのレベルに達して発信力が劣っているということですが、なかなか興味深いデータです。私たち日本人の英語の語彙ですが、英検準1級で約7500、1級では10000~15000と言われています。これは「知っている語彙」で実際に使うことのできる語彙数はもっと少なくなります。
英検準1級を持っていればたいていのコミュニケーションはこなせますよね。英検準1級レベルと近いのがレベル2の高校卒業レベルのアメリカ人です。といっても言語運用能力という点からみれば普段使っているアメリカ人のほうが当たり前ですが遥かにレベルが高いです。
アメリカ人の語彙のデータからわかるのは、普段からより適切な言葉を使おうと努力せざるをえない状況になるほど語彙の数も増えているということです。ただなんとなく、特に意識もせず言葉を使うのと、より適切な表現をするにはどうすれば良いか、どうすればわかりやすく、誤解されないように伝えることができるのか、などと考えて使うのでは後者の方が言語能力が上達します。
日本人は知っていることは多いのですが使うことが少ないのです。使う頻度が増えれば大幅にレベルアップできるでしょう。
ちなみに世界の言語には少ない語彙で日常生活の大部分をまかなえるものもあれば、語彙数が多くてたくさん覚えないと意思の疎通が難しい言語もあります。
岩淵悦太郎氏の「現代日本語」によると、例えばフランス語は1000語の語彙で日常生活の83.5パーセントをカバーするのに対し、日本語の1000語では6割カバーするにとどまるのだそうです。
また日本語は英語やスペイン語と比較してもたくさんの語彙を覚える必要があるようです。私達、日本人は意外と日本語の語彙が多いのです。